emmy
29
7月
2021

Happy Old(×New) Year

UKとアイルランドの映画館ベスト50が発表されました。

 
なんと
第1位にはダブリンの劇場が選ばれています🇮🇪
また、前回のブログ、YouTube内でもオススメしたIFI (Irish Film Institute) Light House Cinemaも入ってました!ムネアツ〜🎥
ロンドンやグラスゴーなどのビッグシティと伴に、ダブリンの映画館がランクインされているのはめちゃくちゃ心躍ります。
 
映画を観るなら、もちろん本編が1番大事ではありますが、どこで観るか、誰と観るか、このあたりも作品と共にとても重要な要素になってきますよね。
 
海外のミニシアター/単館系の劇場も是非チェックしてみてください!
 
 
 
 
ここの所、Netflixで映画を全然観なさすぎて
映画欲が薄れつつあったのですが(映画って観ないときはパタリと見なくなったりしますよね…情報も入って来なくなったり… )
なんだけれども最近再び映画欲のスイッチが入り
毎日何かしらを観るようにしています。
 
 
 
特に新作でめちゃくちゃめちゃくちゃ面白かったのが
 
Happy Old Year 
 
 
 
2019年に公開されたタイ映画です。
タイ映画と言えば、個人的にはアピチャッポンが一番最初に出てきますし
日本で言えば空族のバンコクナイツをイメージしてしまうのですが
今作はどちらかというと、どちらにも似つかわしい
大衆向けかつ、ちょうどいいサブカルモノです。
イメージするに、かもめ食堂っぽいと言った方がわかりやすいかもしれません。
(話の内容は全然違うけど)
 
 
序盤あたりはかなりスローな始まりで、
とにかく何も起きずゆっくりゆっくりスタートしていきます。
あまりにも何もなさ過ぎて
本当にこのままなんもないんじゃないかな?ってくらい
少々不安を抱き始めるのですが
後半にかけて気持ちは大きく揺さぶられていくのでした。(どうか集中力の灯火を最後まで!)
 
 
 
簡単に物語を説明するに
主人公がリフォームのため断捨離をする話。(ちょいちょい、日本の片付け上手コンマリさんがでてきますw その描写がめちゃ可愛いw)
 
しかし、荷物を捨てる中で
捨てきれないモノ、手放せない思い出や忘れられない過去の記憶にフォーカスが当たっていきます。
主人公の女の子がとてもひょうひょうとした人間で
人の気持ちを全く考えられない性格であるが故に
貰ったものや、借りパクしてしまったもの、
昔の恋人の思い出の品なども
見境なくバンバン捨てまくっていき
 
その中で、本当に大切なものってなんだろうか。みたいな描写があるんですが
びっくりするくらいその子にはない感情で、人を介して改めて発見させられていき、過去に向き合い昇華させていきます。
 
 
誰しもがみんな過去を持って過去を背負って生きていますが
そんなこと毎日毎秒考えるわけもなくって
思い出せばそんなこともあるっけなーくらいにしか感じないこと。忘れてしまうこと。
 
だけど、また別の誰かはその思い出を噛み締めながら生きていたり、思い出に苦しみながら乗り越えて生きていかなくてはならなかったりします。
 
主人公はとある人を過去に傷つけてしまい
断捨離の中でその過ちに立ち戻り、その出来事をも捨て去るするべく本人へ謝罪をしにいきます。
 
しかし、その方の傷を抉ってしまい再び苦しめてしまうことに…。
 
 
謝ることはもちろん人間として大切なことだけど
謝られた側は、謝罪されたら最期。謝罪を受け入れるしかなく
許さざるおえなくなってしまいます。
謝る側にも勇気や誠意はあるにはありますが、何年も苦しめられた側は
たったその一言の’謝り’で、この出来事がなにもなかったかのようにされてしまうのでしょうか?
 
 
映画の中では、その時
 
君は謝って終わりかもしれないけど、過去から逃げちゃだめだよ。というような言葉を投げかける描写があります。
謝ることが全てではない。
本当に大切なもの、本当に好きな人、捨てられない思いや出来事。いつかはどこかで向き合わなくてはいけないんだということを。
 
 
言葉の重みよりも
彼らの関係性やこれまでの主人公を見るに、こちら側はハッとさせられます。
きっと映画を観ている時って、登場人物になって観るときと、物語を外から鑑賞する時に分かれるのかなと思います。
今作は多くの方が前者になってしまうのではないでしょうか。
または、情景は違えども過去に振り返って自分の昔にはこんなことがあったなぁ、と回顧させられてしまったり。
 
 
何度も言いますが
この映画は何も起きません。誰か死んだりだとか、モンスターをやっつけたりだとか、大恋愛に堕ちたりだとか、
とびきりな何か、とんでもな描写があるわけでもありません。
本当にゆっくりと始まり静かに終わりを迎えます。
 
しかし、気持ちの面では大胆かつ
こちら側に寄り添い、観終わった後
胸が苦しくも、ときほぐされるようにも感じたり
なんとも、なんて言ったらな感情にさいなまれ
 
今作は自分なりの解釈で受け止め、この作品のラストは人それぞれで違う意味合いがあるのではないのかなと感じさせられました。わたしには最高のラストシーンでしかなかったです。(観る人によってはもしかしたら苦しく映ってしまうのかなぁ。最後、主人公アップで終わるのだが、あの形容しがたいわびしい表情にも何かの意味が横たわっている気もするし…うーむ)
 
ここ最近観た映画でも、群を抜いてくらってしまいました。シネフィルな方にこそめちゃくちゃオススメしたい!
 
 
 
また、個人的にはタイムービーってのが心躍ります🇹🇭
主人公の女の子がとってもおしゃれなのと、映画自体の装飾もかなりミニマルなスタイルで
無印良品かっ!ってくらい爽やかさに溢れています。
 
 
(ごめんなさい…まじでしょーもない話なんですけどw)
主人公の元彼がぶっちぎりで私的にタイプ過ぎて
観ていてそっちにも気持ち高まってしまいました。w
めちゃくちゃカッコいい。
しかも、元彼氏のファッションもめちゃくちゃ好みでした。
こういう当たり障りない系ファッションこそ実は難しかったりしますよね。
かっこいいなぁより、私もこういうスタイルになりたいなと異性ながら憧れを持ってしまいました。(でかめシャツかわい〜)
 
 
 
是非是非、Netflixアカウントある方チェキってみてくださいな!
 
多分、外国人である私たちがイメージする
タイとは180℃違ったタイムービーであることは間違いなし。
 
 
 
 
P.S.
タイに行ったことありますが
タイのご飯て美味しいですよね。この映画ではタイのご飯とかタイのカルチャーには全く触れないとことかも
なんかなんか、それはそれですっごく良かったです。
 

 

 

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